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標準DCジャック(2.1mm)ケーブルを自作するときの制作手順【テキスト版】

今回は、標準DCジャック(内径:2.1mm/外形:5.5mm)ケーブルを自作するときの制作手順を紹介します。

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ケーブルはダイソーで適当に買ってきたUSBケーブルを使っています。

両端のUSB端子は不要なので切断しています。

1.端子部分とモールド部分を分解

ネジ式で結合されている端子部分とモールド部分を分解します。

2.ケーブルの被覆を剥く

ケーブルの被覆を1cm剥きます。

中のケーブルを傷つけないコツは、カッターで切るのではなく、ケーブルの両端を引っ張る張力で割くことです。

後半は、カッターの刃を当ててるだけのイメージに近いです。

3.不要なケーブルをカット

今回のケーブルは、赤・黒・緑・白の色をした線が4本中に入っていましたが、ケーブルの種類によって、色・本数は違います。

ただし、DCジャックに使用するケーブルは、電源とGNDの2本だけです。

基本的には、電源側(+)が赤色、GND側(−)が黒色になっています。

それ以外のケーブルはカットしてください。

4.モールドをケーブルに通しておく

この後、端子側にはんだ付けをおこないますが、その前に必ずケーブルにモールドを通しておいてください。

もし、すでにケーブルの反対側にも端子が付いているのにも関わらず、通し忘れると、あとではんだづけのやり直すはめになり面倒です。

5.電源端子にケーブルをはんだづけ

まずは、電源ケーブル側だけの被覆を1.5mm剥きます。

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芯線に予備のはんだ付けを行います。

あらかじめ芯線にはんだづけをしておくことで、端子側へのはんだ付け馴染みやすくなります。

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卓上バイスに端子部分を挟みます。

バイスは必ず使用してください。

端子部分は金属なので、はんだを当てあるとすぐに熱を持ち火傷してしまいます。

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細めの熱収縮チューブを適度な長さにカットして、電源ケーブルに通します。

熱収縮チューブは、他の端子との接触してショートするのを防ぐためのものです。

後で、熱を与えて収縮させ、ケーブルに固定します。

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今回のコネクタは、それほどショートしやすい構造にはなっていないので、熱収縮チューブは使用しなくても特に構いません。

私は心配性なので、少しでもショート可能性が考えられるときには、熱収縮チューブを使うようにしています。

端子側のはんだ付けをする部分に、少しだけ予備のはんだを盛っておきます。

電源ケーブルを端子にはんだ付けします。

このときの熱で熱収縮チューブが少し縮んでしまう場合があります。

そのときは、ピンセットで先を広げておきましょう。

熱収縮チューブを端子の根元まで被せます。

専用ドライヤー(ヒートガン)で熱収縮チューブを縮めます。

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6.GND端子にケーブルをはんだづけ

GND側も適度な長さでカットして、被覆を剥いて、端子にはんだ付けを行います。

7.端子とモールドでネジ締めして、完成

端子とモールドでネジ締めして、完成です。

お疲れさまでした!

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運営者プロフィール
コダマ

職業はIT系フリーランス。過去、電子配線業務の経験が10年ある為、はんだづけも得意です。宮崎県在住、30代・2児の父親。

プロが教える!イチからわかるハンダ付けのコツ(工学社)の著者です。

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