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丸型コネクタ(2極)ケーブルを自作するときの制作手順【テキスト版】
今回は、丸型メタルコネクタ(2極)の制作手順を紹介します。
マイクコネクター 2ピン メス 6.2φ線 PLT-162-P-R APEX製|電子部品・半導体通販のマルツ
ケーブルはダイソーで適当に買ってきたUSBケーブルです。
USB端子が不要な場合は切断してください。
1.コネクタのネジを取り外す
まずは、ケーブルを固定する部分のネジ。
次に、モールドと端子を固定しているネジを取り外します。
中に入っていた透明なカバーは初めてみたのですが、どうやら中の電源ケーブルが外のモールドと接触してショートしないようにの保護用みたいです。
2.ケーブルにモールドを通しておく
さきほど外したモールドと保護カバーを”順番を間違わずに”ケーブルに通しておきます。
もし、すでにケーブルの反対側にも端子が付いているのにも関わらず、通し忘れると、あとではんだづけのやり直すはめになり面倒です。
※動画内では、通す順番を間違えているので、むりやりカバーをモールドの中に押し込んでいます。
3.ケーブルの被覆を剥く
ケーブルの被覆を1cm剥きます。
中のケーブルを傷つけないコツは、カッターで切るのではなく、ケーブルの両端を引っ張る張力で割くことです。
後半は、カッターの刃を当ててるだけのイメージに近いです。
4.不要なケーブルをカット
今回のケーブルは、赤・黒・緑・白の色をした線が4本中に入っていましたが、ケーブルの種類によって、色・本数は違います。
ただし、使用するケーブルは「電源」と「GND」の2本だけです。
基本的には、電源側(+)が赤色、GND側(−)が黒色になっています。
それ以外のケーブルはカットしてください。
ケーブルによっては、中の線がもしゃもしゃしたGND線で覆われている場合があります。
そのもしゃもしゃも全てカットするのですが、散らばります。
そのために下に白い紙を引いていましたが、今回のケーブルにはしゃもしゃがありませんでした。
5.端子にはんだづけ
2本とも被覆を1.5mm剥きます。
芯線に予備のはんだ付けを行います。
あらかじめ芯線にはんだづけをしておくことで、端子側へのはんだ付け馴染みやすくなります。
卓上バイスに端子部分を挟みます。
卓上バイスを使うと、はんだ付けの際に端子がズレないので、失敗がなくなります。
端子側にもあらかじめ予備のはんだ付けをしておきます。
細めの熱収縮チューブを適度な長さにカットしてケーブルに通します。
熱収縮チューブは、他の端子との接触してショートするのを防ぐためのものです。
後で、熱を与えて収縮させ、ケーブルに固定します。
端子に電源ケーブルとGNDケーブルをはんだづけします。
ピン配置は、はんだづけを行う側とは反対側、コネクタを差し込む部分に書いてあります。
基本的には「1」には電源、「2」にはGNDを繋ぎます。
このときの熱で熱収縮チューブが少し縮んでしまう場合があります。
そのときは、ピンセットで先を無理やり広げます。
熱収縮チューブを端子の根元まで被せます。
専用ドライヤー(ヒートガン)で熱収縮チューブを縮めます。
6.ネジ締めして完成
モールドに端子をねじ込みます。
モールドと端子をつなぐネジ、ケーブル固定のネジを取り付けます。
完成です。
お疲れさまでした!