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PIC音声再生回路の音が小さい・・・PAM8012使用2ワットD級アンプモジュールで増幅する

PICで音声を再生する回路を作ったのですが、音が小さい。

そこで、「できるだけコンパクトなアンプキットはないものか・・・?」と探していたところ、すべてチップ部品で構成された小さいアンプキットがありました ↓

【K-08217】PAM8012使用2ワットD級アンプモジュール

1cm×1cmの極小サイズです。

しかし、説明書を見ていると、

出力は、BTL駆動となっています。

スピーカーの端子をこの2つの端子(出力+と出力-)に接続する必要があります。

GNDには、つなぎません。

という注意書きがありました。

BTL駆動とは?

「BTL駆動」という聞き慣れない言葉・・・

BTL駆動とは何か?

詳しい話は他の方の記事を見てもらうとして・・・

ざっくり言うと、「出したい音とは別に、もう一つ反対の音を一緒に出せば、出したい音が目立つようになるじゃん」って感じの仕組みです。

要は、普通に接続するより、2倍くらい大きな音が出せるってこと。

その分、デメリットとして若干音質は落ちるようです。

ということで、BTL駆動は音を大きくするための仕組みの話。

特別なスピーカーや配線は必要ありません。

電源を出力+に繋いで、GNDを出力-に繋げばOKです(シングルエンド入力)

秋月で買うような普通のスピーカーに繋いでも、大きい音が出せます。

使用例

プラレールに組み込んでみましたが、雑音が多くて音量不足は否めませんでした。

もっとスピーカーを大きくすれば改善できそうですが、今度は音質に問題が出てきそうです。

やはりPICで音声再生は厳しいかも・・・

プラレール音声再生システムを作ってみた – ガチプラ

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運営者プロフィール
コダマ

職業はIT系フリーランス。過去、電子配線業務の経験が10年ある為、はんだづけも得意です。宮崎県在住、30代・2児の父親。

プロが教える!イチからわかるハンダ付けのコツ(工学社)の著者です。

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