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はんだ実装されたピンヘッダーを基板から取り外す方法
今回は、基板に実装されたピンヘッダーを取り外す手順について紹介します。
「ピンヘッダーを取り外して省スペース化したい」
「違う種類のピンヘッダーに付け替えたい」
という方、ぜひ参考にしてみて下さい。
作業自体は特に難しくありません。
はんだを溶かしながら、ペンチでピンを引き抜くだけです。
ピンヘッダーを過剰に熱することで、黒いモールが溶けて、ピンが剥がれる仕組みです。
ハンダ吸い取り線を使って、一穴ずつハンダを抜いていくよりも、はるかに早く安全に取り外すことが可能です。
ただし、一つ注意点があります。
「力」で引っ張らないこと。
ハンダが溶けきれていない状態で引っ張ると、基板のスルーホール(穴の内側に入っている銅めっき)も一緒に抜けてしまいます。
スルーホールが抜けると、基板上の回路形成しているパターンとの接続も切断されてしまいます。
ラジペンを左右に動かして、
「ハンダがしっかり溶けているか?」
を確認しつつ、軽い力でピンを引っ張るのがコツです。
最後に、穴を埋めているハンダを吸い取り線で除去します。
全てのハンダが抜けたら、作業完了です。