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内部フラッシュメモリへデータを保存できるMP3プレーヤーモジュール『JR6001』を使ってみた
電子工作用の代表的なMP3プレーヤーと言えば『DFPlayer Mini』ですが、DFPlayerにはちょっとした不満があります。
- MicroSDカードを用意する必要がある
- 電流消費量が大きい
「これらの問題を解決できる他のMP3プレーヤーモジュールはないものか?」と思い、今回見つけたのが『JR6001』です。
このJR6001は、音声データを内部フラッシュメモリに保存することができます。
パソコンとJR6001(USB Micro-B)を接続すると、フラッシュメモリにアクセスできるので、その中に音声データを保存するだけです。
※最初から中国語の音声サンプルデータが入っています。
もちろん、DFPlayerと同様にJR6001単体で音を再生することもできますし、マイコンを使って曲順・音量などの制御も可能です。
基本的な使い方・配線方法もDFPlayerとほとんど同じです。
配線図
スイッチを押すとごとに、JR6001の中に保存された音声を一つずつ再生します。
サンプル音声を再生した様子
※デフォルトの音量はかなり小さめなので、編集で動画の音を3倍大きくしています。
上記の配線図のようにJR6001単体でスイッチを使って音を再生させる場合は、音が小さいので、下記のようなサイトであらかじめ音量をアップさせておく必要がありそうです↓
オンラインでmp3の音量アップ - MP3 Louder
まとめ
待機中の消費電流は13mA程度、音を鳴らしたときは100mA程度消費します。
MicroSDカードを読み込むDFPlayerの方がもっと電流を消費すると予想していましたが、同じ音量に調整すると、それほど大きな差はないように感じました。
値段に関してもJR6001の方が少し高いので、MicroSDカードが不要なことを考慮しても、思ったより大きなコストダウンとはなりませんでした。