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【夏休みの自由研究にオススメ!】コントローラのボタンを自動で押す装置

タミヤの楽しい工作シリーズを使って、自動でコントローラーのボタンを繰り返し押す装置を作りました。

スイッチをONにすると、綿棒を取り付けたアームがコントローラーのボタンに向かって前後に動きます。

この装置を使うことで、〇ボタンを押さないと先に進まないゲームのオープニングや、スキップできない面倒な会話シーンなどを自動化することができます。

例えば、ニンテンドースイッチのスプラトゥーン3なら、フェスやバージョンアップ情報など、ウツホとフウカの会話は何度もAボタンを押さないと先に進ません。

ところがこの装置を使うことで、ゲームが始まる直前まで進めてくれるので、その間にトレイにいったり、おやつを用意しておくことができます。

見ての通り、この装置はとてもシンプルな構成となっています。

タミヤの楽しい工作シリーズの「ユニバーサルスライダーセット」を用いて、モーターの回転運動を往復運動へと変換しています。

往復運動は連打速度こそ遅いですが、指で押すときと同じような動きになるので、ボタンを確実に押したいときに便利です。

また、ボタンに掛かる押す力を調整することもでき、押す位置をしっかりと中央に定めることができるので、ボタンを痛めにくいコントローラーに優しい装置です。

また、この装置は連射装置としても使用可能です。

アームの長さやギヤ比を変更することで、連射のスピードやタイミングを調整できます。

今回使用しているギアボックスは、ギア比を4種類切り替えることができます。

  • 速いスピードで連射したいときのギヤ比 ・・・12.7:1(ハイギヤ)
  • 遅いスピードで連射したいときのギヤ比 ・・・344.2:1(ローギヤ)

使用したパーツ

タミヤの楽しい工作シリーズが主なパーツなので、組み立てもカンタンです。

総費用は2,000円くらいです。

その他

  • 綿棒
  • 結束バンド(クロスクランクアームと綿棒の固定用)
  • 滑り止めクッション(コントローラーの密着・固定用)
  • 電線(モーターと電池ボックスの配線用)
  • 単三乾電池 ×2個

実際に作ってみると、「アームの長さがスライドする幅にどう影響するか?」「モーターのギヤ比を変えるとどれくらい速度が変わるのか?」「電池とモーターの配線」など、試行錯誤して細かい調整が必要な部分もあり、夏休みの自由研究にピッタリの難易度だと思いました。

関連情報

運営者プロフィール
コダマ

職業はIT系フリーランス。過去、電子配線業務の経験が10年ある為、はんだづけも得意です。宮崎県在住、30代・2児の父親。

プロが教える!イチからわかるハンダ付けのコツ(工学社)の著者です。

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