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Arduino IDE 2.xでESP32がポートを認識しないときは、VCPドライバをインストールする
Arduino IDE 2.xにおいて、ESP32を繋いでもポートが認識されない現象が発生しました。
ポートを選択する部分がグレーアウトし、選べない状態になっています。
そこで、デバイスマネージャーを確認してみると、「ほかのデバイス」という項目のところに「CP2101 USB to UART Bridge Controller」と表示されています。
ビックリマークが付いており、ドライバーに問題があることを示しています。
この問題を解決するには、CP2101の製造メーカーであるSilicon Labs社の公式サイトから、CP210xシリーズ用のVCPドライバをダウンロードしてインストールする必要があります。
VCPドライバのインストール手順
下記より、ご使用のOSに合わせてドライバのダウンロードを行ってください ↓
CP210x USB – UART ブリッジ VCP ドライバ – Silicon Labs
私はWindowsを使用しているので、「CP210x Universal Windows Driver」をダウンロードしました。
「CP210x_Universal_Windows_Driver.zip」というファイルがダウンロードされるので、そのファイルを解凍しておきます。
デバイスマネージャーを開きます。
さきほど認識されていなかった「CP2101 USB to UART Bridge Controller」のところを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択し、ドライバーの場所にダウンロードしたファイル(CP210x_Universal_Windows_Driver)を指定します。
ポート(COMとLPT)のところが「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge」という表示になれば、OKです。
Arduino IDEを再起動すると、無事、ポートが選択できるようになりました。
もし、これでもポートが選択できない場合は、「ESP32の故障」や「MicroUSBケーブルの不良」も疑ってみてください。