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ステッピングモーターと普通のタイヤ(ホイール)をクランプで固定する

ステッピングモーターと繋ぐためのタイヤが欲しかったのですが、なかなか求めているサイズのものが見つからず・・・

結局、手元にあったキャリーカートから取り外しました。

分解してタイヤを取り外したキャリーカート

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直径15cmのタイヤ(ホイール)

ところが、ステッピングモーターでタイヤを制御する場合、モーターのシャフトとタイヤをしっかり固定して、動かないようにする必要があります。

このタイヤとモーターをどう固定すればいいのか?

最初に試したのは、『カップリング』と『8mmシャフト』を使う方法。

ステッピングモーターとホイールの接続には成功したものの、8mmシャフトとホイールを固定できる良い方法が見つからず・・・失敗。

『カップリング』と『8mmシャフト』を使ってタイヤとステッピングモーターを接続

次に試したのは、『モーターハブ』を使う方法。

しかし、ハブの取り付け穴に合わせて、ホイールに穴を開けようとしたところ、ホイールの形状がいびつで、真っすぐ穴を開けることが困難なことに気付き・・・断念。

モーターハブでタイヤとステッピングモーターを接続

最終的に、『モーターハブ』と『木材』でクランプする方法にたどり着きました。

木材同士をネジで締めこみ、その圧力でタイヤを固定しています。

ステッピングモーターと普通のタイヤ(ホイール)をクランプで固定
木材クランプで固定(タイヤ側)
木材クランプで固定(ステッピングモーター側)

用意するもの

モーターとタイヤをクランプ固定するときに必要なもの
  1. モーターシャフト用ハブ(秋月電子)
  2. モーター取り付け用ブラケット(秋月電子)
  3. 厚み1cm程度の木材 ・・・ 2ヶ
  4. 長い皿ネジ・・・ 1ヶ
  5. 短い皿ネジ・・・ 4ヶ
  6. ナット、ワッシャー、スプリングワッシャー

モーターシャフトと接続する木材の加工

木材の加工(ステッピングモーター側)
木材の加工(タイヤ側)

モーターハブを取り付ける側の木材には、少し特殊な加工が必要です。

ホイールと接触する部分は平にする必要があるため、皿モミをして、ネジの頭を隠す加工をしています。

皿モミの方法

皿モミ加工した木材(タイヤ側)
ネジを通した皿モミ加工済みの木材(タイヤ側)
皿モミ加工した木材(モーター側)
ネジを通した皿モミ加工済みの木材(モーター側)

例えば、M3のネジを使う場合。

まずは、3mmの穴を開けます。

次に、M3のネジ頭と同じくらいの大きさの刃をドリルにセット。

穴の先を少しだけ削るイメージで、刃を木材に当てます。

実際にネジを入れてみて、頭が木材に完全に隠れればOK!

貫通してしまったら失敗です。

少し削ったらネジを入れ、何度も確認しながらやるのがコツです。

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運営者プロフィール
コダマ

職業はIT系フリーランス。過去、電子配線業務の経験が10年ある為、はんだづけも得意です。宮崎県在住、30代・2児の父親。

プロが教える!イチからわかるハンダ付けのコツ(工学社)の著者です。

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