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アイリスオーヤマのパーツキャビネット「PC-310」レビュー!仕切りを3Dプリンタで自作し、ネジ収納ケース化
- パソコンデスクの上に置けるサイズ
- 圧迫感がない薄型であること
- 引き出しの数が多いこと
- 予算は2,000円くらい
こんな条件のネジ収納ケースを探していたのですが、良いものが見つかりました。
アイリスオーヤマ パーツキャビネット(PC-310)- Amazon
【キャビネット外寸】幅:30.8cm × 奥行:13cm × 高さ:28.7cm
【引き出し内寸】幅:6.2cm × 奥行:10.6cm × 高さ:3.9cm
ただ一つ残念なのは、仕切りがないこと。
そこで今回、3Dプリンタを使って仕切りを自作しました。
3Dプリンタで2パターンの仕切りを作成
今回、2パターンの仕切りを作成しました。
一つ目は、3Dプリンタだけで制作したバージョン。
二つ目は、土台だけを3Dプリンタで作り、カットしたポリスチレンパネルを挟み込むバージョンです。
最初は、一つ目の方法で仕切りを作っていたのですが、コストも時間も掛かるので、途中から2つ目の方法に切り替えました。
通常バージョン(プラスチック)
3Dプリンタだけで制作したバージョンです。
ケース内の形状が扇状になっているのですが、その形状にもぴったり合わせることができます。
しかし、24個の引き出し全てに仕切りを付けるとなると、必要になる仕切りの数は合計48枚(引き出しの中を3つに区切る場合)
製作時間も掛かるし、フィラメントもかなり消費してしまいます。
仕切り一つあたりの制作コスト
消費フィラメント量:2m
材料費:約30円(フィラメント代)
制作時間:60分
3Dプリンタのデータ
ダウンロード ⇒ ver1.3mf
低コストバージョン(プラスチック+ポリスチレンパネル)
土台だけを3Dプリンタで作り、カットしたポリスチレンパネルを挟み込むバージョンです。
正確な扇状にカットするのは難しく、サイドに少し隙間が空いてしまいます。
しかし、低コストで制作可能です。
使用したポリスチレンパネル
デコパネ スマイル(黒色/厚み:3mm)
仕切り一つあたりの制作コスト
消費フィラメント量:0.64m
材料費:約9円(フィラメント代)+約4円(パネル代)
制作時間:12分
3Dプリンタのデータ
ダウンロード ⇒ ver2.3mf
両面テープを使い、仕切りをケース内に固定
仕切りの裏に両面テープを貼り付け、ケース内に固定します。
3Dプリンタの性質上、底面が反ってしまった完成もあったのですが、ギュッギュッと押し込めば、しっかり密着します。
ちなみに、両面テープは『プラスチック用両面テープ』を使用してください。
普通の両面テープは、剥がれやすいです。
ラベルの貼り付け
セリアで購入した「ピタッと貼れる!ラベルホルダー」を使用しました。
付属のインデックスカードは使用せず、自作したものを使用しています。
後で追加でネジを購入した時にも、割り込み・整理しやすいように3つに区切っています。
実際に使ってみた感想
使い勝手は、100点満点!
大満足の収納ケースが完成しました。
最近、電子工作で作る作品が大物になってきて、使うネジの種類も幅広くなってきたので、便利さがヤバイ。
引き出しが落ちてしまわないようにロックも付いてる。
ネジを取り出しやすいちょうどよい深さ。
棚の上はちょっとした収納スペースに使える。
もう完璧です。
ちなみに、思ったよりも安定感がありました。
所詮プラスチック製品なので、何も入っていない状態だと、軽く動かすだけでカタカタ揺れます。
ところが、ネジを入れると一転。
ネジの重さで、持ち上げるのにも苦労するくらいズッシリと重たくなります。
これなら、地震が来ても倒れることはないでしょう(引き出しはガバガバだけど)
もちろん、積み重ねも問題なし!
2段くらいなら余裕です。
3段くらいになると、バランスを崩しそうでちょっと怖いです。
ということで、アイリスオーヤマのパーツキャビネット「PC-310」をネジ収納ケース化した話でした。
ちなみに、購入した値段は「2,195円」
Amazonで購入しました。
プライムデーならもっと安くなるかな?と思ってましたが、値段は変わらずでした。