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Panasonicの扇風機(F-CM338DC)が故障したので、自力で修理してみた
Panasonicの扇風機(F-CM338DC)が故障しました。
昨日まで使えていたのに・・・
DCモーター扇風機、20,000円くらいしますからね。
これは修理する価値ありです。
症状は以下の通り↓
- 電源が入るときと入らないときがある
- 電源が入っても、すぐに落ちるときがある
- 何も操作していないのに、勝手にモードが変わる
- 一定時間経つと、自動でチャイルドロックが掛かる
- 一定時間経つと、電源が落ちる
結果から言うと、
「直りはしたけど、ハッキリと原因は特定できなかった」
って感じです。
とはいえ、修理して一週間経った今も、問題もなく動いています。
実施した修理内容は以下の通り↓
- 電源スイッチの交換
- リモコン受信センサーの取り外し
- 温度センサーの取り外し
カバーの取り外し
- 外側の6つのネジを外す
- 真ん中の黒い大きいパーツを回転して取り外す
- 内側の4つのネジを外す
電源スイッチの交換
まずは、電源スイッチが正常かどうかを確認。
テスタを当てながら、スイッチボタンを押してみると、導通がない。
手元にあったタクトスイッチと交換しました(ボタン部分が長かったので、やすりで削って調整しました)
これで、電源を入れてみると、無事に電源ON。
しかし、勝手にモードが切り替わったり、電源が落ちる症状は直っていません。
ちなみに、不良だったスイッチを分解してみたところ、やや黒く劣化している程度。
これでスイッチが効かなくなる感じはしないのだが・・・
基板の電圧を確認
電源基板:24V、制御基板:5Vも特に異常なし。
メインIC(マイコン:SN8F27E64)の故障か?
リモコン受信センサーを取り外す
色々探っていると、「リモコンを近づけるだけで、モードが勝手に切り替わる」という症状を発見。
そこで、リモコン受信センサーを基板から取り外すことに。
もちろん、これでリモコンは使えなくなりますが、とりあえず正常に動かすことが優先です。
しかし、症状は変わらず。
モードが勝手に切り替わったり、チャイルドロックが自動で掛かります。
リモコン関係が原因ではなかった模様。
温度センサーを取り外す
この扇風機には「温度センサー運転」という機能が搭載されています。
温度センサー運転は、室温に応じて、自動で風量を調整してくれるモードです。
「もしかしたら、温度センサーの不具合でモードが自動で切り替わっているのではないか?」と思ったので、こちらも取り外すことに。
もちろん、これで温度センサー機能は使えなくなり、温度センサー運転ボタンを押すと「ピーピー」とエラー音が鳴るようになります。
ただ、元々使っていなかったので、問題なし。
ところが、まだ直りません。
電源を入れて数秒後、鍵マーク(子供がリモコン操作できないようにするチャイルドロック機能)マークに切り替わり、何も操作ができなくなってしまいます。
通常、チャイルドロックは電源ボタンを押して、電源を切れば解除されるのですが、電源ボタンを押しても何も反応しない。
これでは電源を切ることはできません
仕方ないので、一旦コンセントの抜き差しをしてみたところ・・・新たな症状が目を覚ます。
なんと、全く電源が入らなくなってしまいました。
一旦、放置
電源が入らなくなるような作業はしていないので、おそらく、なにかしら過電流・過電圧が流れて、ポリスイッチ(温度ヒューズ)・バリスタが作動したのだと思います。
一旦、ポリスイッチの温度が下がるまで放置。
一時間後くらいに、もう一度電源を入れてみたら、正常に動きました。
それから、モードの誤作動もなし。
今に至ります。
他の可能性としては、
- 温度ヒューズの不良
- 電源基板の不良
- メインICの不良
- ケーブル類の接触不良
- 基板の汚れなどによる接触不良
などなど、色々な可能性が考えられます。
とりあえず、症状が出なくなったので、これ以上やりようがありません。
ということで、「Panasonicの扇風機(F-CM338DC)が故障したので、自力で修理してみた」でした。
私も同じ機種、モード切替や、勝手にオフになるのを頻発する状態でした。
スイッチをすべて交換して、ハンダが怪しい箇所を付けなおしたら、直りました。
電源スイッチはテスターで調べた限りだと、うまく反応してないようでした。
こちらの記事を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。