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水力発電モーターで充電する回路
今回は『水力発電モーター』を使って、電解コンデンサに電気を充電する回路を作ってみました。
スイッチが電解コンデンサに接続されている状態でプロペラを回すと、発電した電気が電解コンデンサに溜まります。
スイッチの接続先をLEDに切り替えると、コンデンサに溜まった電気を使ってLEDを点灯させます。
しかし、コンデンサに溜めることができる電流量は少しなので、一瞬しかLEDは点灯しません。
モーターを動かしたり音を鳴らしたい場合には、電解コンデンサではなく、もっと大きな電流を溜めることができる『スーパーキャパシタ』を利用する必要があります。
ダイオードの役割
回路内にあるダイオード(1N4148)は、発電した電流を逆流させない為のスイッチグダイオードです。
スイッチングダイオードは、順方向に電圧が掛かっているときは電流を流しますが(スイッチON)、逆電圧がかかると電流を止める(スイッチOFF)働きをします。
電流は、電圧の高いところから低いところへ流れます。
ダイオードがないと、プロペラが止まった時に、コンデンサに溜まった電流が0V状態のモーターに戻ってしまいますので、一向にコンデンサに電流が溜まっていきません。
普通のモーターと発電モーターの違い
水力発電モーターは、プロペラが回ると電気が発生します。
普通のモーターは、磁石の中のコイルに電流を流してコイルを発電させる仕組みになっていますが、発電モーターはその逆。
磁石の中で、水の力を利用してコイルを回転させることで、電気を作ります。
使用した水力発電モーターについて
今回は、以下のモーターを使用しました↓
安価なこともあり、水の勢いが弱いと回転数が足りずに、うまく発電できません。
実際に水で発電しようとすると、かなりの水量を一気に放出する必要があります。
テストする際は、口で強く息を吹きかけてみて下さい。